比叡山延暦寺の門前町である坂本で、享保元年（1716年）の創業より、手打ち蕎麦の味を守り続けてきました。初代鶴屋喜八が遠路より参拝に来られた方々に蕎麦をふるまったのが始まりで、その想いと技術は、300年以上大切に受け継がれています。1997年に国の登録有形文化財に指定された店舗は、築137年の入母屋造。濡れ縁には折鶴がくりぬかれ、当時としては少々華やかな仕様となっています。風情漂う店内で、昔ながらの手打ち蕎麦をご賞味ください。