使い終わった銅線、処分するかそのまま捨てるか悩む方も多いはずです。
実はリサイクル市場では人気商品で、高額査定が期待できます。
この記事では「銅線がどれくらいの値段で売れるのか?」「なるべく高く売るにはどうすれば良いのか?」について詳しく紹介します。
銅線の種類と価値の違い
銅線にはいくつかタイプがあり、種類によって査定額に差が出ます。
銅線 | 特徴 |
---|---|
ピカ線(素線) | 被覆がなく、ピカピカの銅。 最も評価が高く、買取価格がアップしやすいです。 |
2号線 | 少し汚れや錆、ハンダの付着があるもの。ピカ線よりは単価が下がりますが、まだ資源価値は高い。 |
被覆銅線 | ビニールやプラスチックで覆われたままの状態。 被覆を剥く手間がかかるため、純度が見えにくく、査定額も控えめになる傾向。 |
雑線 | 電線の切れ端や細いワイヤーなど混合物。 銅含有率が低いため、単価も最も低くなる。 |
売却前にこれらを分別しておくと、業者による見積もりがスムーズになり、トータル査定額が上がります。

銅線の買取相場を押さえよう
銅線の売値は主に「銅価格(ロンドン金属取引所など)」と「為替レート」で決まります。
国際情勢・経済動向によって変動し、円安局面では特に国内買取価格が上がるケースがよくあります。
さらに、国内業者の需要状況や在庫水準も買取単価に影響します。 部分によって価格差があるため、複数業者で見積もりを取るのが重要です。
銅線を高値で売るための工夫
銅線は、以下の工夫をすることで高値で買取ってもらうことができます。
- 被覆を剥く・洗浄する
- 同じ種類ごとにまとめておく
- 複数業者に見積依頼
- 出張・宅配対応を確認
それぞれ、高値で売る工夫を詳しく解説します。
被覆を剥く・洗浄する
可能な限り「ピカ線」にすることで、査定額は大きくアップします。
ただし、剥き作業に工具や時間が必要になるので、効果とコストのバランスを考えて判断しましょう。
同じ種類ごとにまとめておく
1号線、2号線、被覆線…と分別することで、業者の査定が透明になり、混合物扱いで価格を低くされるリスクを減らせます。
複数業者に見積依頼
業者によって得意分野や基準が異なるため、価格差が生じます。
少量でも複数社で比較すると、想定以上の金額に出会うことがあります。
出張・宅配対応を確認
大量の銅線がある場合、持ち込みが困難です。
出張回収や宅配キットの有無をチェックし、サービス内容も含めて判断しましょう。
銅線買取業者の選び方
銅線を買取りしてもらう場合、信用ができるスクラップ業者を選ぶ事をおすすめします。
信頼できる業者かどうか、次の項目を確認しましょう。
- 査定方法が明確か
価格の算出根拠や説明が丁寧な業者は、トラブルが少なく安心できます。 - 古物商許可を取得しているか
法律で義務付けられているため、許可番号の有無を確認するだけで信頼性が分かります。 - 口コミや評判の確認
利用者のレビューは重要な判断材料になります。不満の声があれば、随時チェックしておくと良いでしょう。 - 価格以外の対応品質
査定の際の応対やスピード、回収日時の柔軟さなども選ぶポイントです。
古物商許可証は必ず取得している業者を選ぶようにしてください。
また、査定額を低く見積もる業者もいるので、銅線を持ち込む前はレートチェックをすることがおすすめです。

【まとめ】銅線を賢く売って資源を活かす
不要な銅線はただの廃棄物ではなく、再利用可能な資源です。
手間をかけずに済ませたいなら宅配や出張回収を利用し、自ら手間をかけるならピカ線として準備した上で、複数業者で最も高額な見積を得るのが得策となります。
結果、不要品の処分がスムーズにできるだけでなく、副収入にもつながります。